A View of Tanichu (たにちゅーの思惑)

This blog is about personal thoughts and views by Tanichu. Tanichu is a nickname of Tadahiro Taniguchi.

皇室入門

いやー,嫁さんには「なにかってんの〜」って言われるんですが,結構気になってしまって
買って読みました.
皇室とはなんぞや?
悠仁親王の誕生で皇室典範問題は一時鎮火された模様ですが,世継ぎだけの問題でもなく
やっぱり,戦後日本がどういうアイデンティティを持つか?歴史認識をするかという問題で,
中韓に「自分らの日本観は偏ってるで〜」と言う前に,自ら新たに認識しないといけないなあと
思ったしだい.
ふと日本国のアイデンティティについて考えてみる.
日本国の歴史って何年でしょう?
(1)2600年くらい?(2)1500年くらい?(3)140年くらい?(4)60年くらい?
それぞれ何を意味しているかは,おわかりだという前提の下・・・
皇室抜きで考えるなら,(4)と言わざるを得ないのかもしれない.
(2)はある意味現実的だけど,ただ,文章,史料が残っている事だけを頼りに,後を捨てるというのはいかがなものか?
だからといって(1)は(1)でにわかには信じがたい・・・.
まあ,(3)という選択肢に賛同するヒトは少ないでしょう.
でも,法学部の人とかは意外に(3)な人もおおかったりして・・・.民法とかねえ〜.
あんまり,皇室ネタとかかくと炎上しそうなんで,やめますけど
国王とか,宗教とか,思想とか何らかの軸(装置?)を持たない国家と言うのは存続は難しいのでしょう.
アメリカはスゲーとおもうけど,その分,過剰に民主主義と自由というフレーズに敏感な気がしないでもないです.
また,結局はキリスト教国家って感じもしますし.
宗教を死者を弔う事を軸におかずに,国家をまとめ上げる装置を軸に据えたときにはやっぱり日本人の宗教は神道なのかもしれない,と思ったりしたりしたりした.
ちなみに,この本はさすがにちょっと右っぽかったです.
日本が経済成長以外を求める以外に何処へ向かうのか見えない昨今,わしら若手が結構マジに皇室について議論するのは良いことなのかもしれない.