A View of Tanichu (たにちゅーの思惑)

This blog is about personal thoughts and views by Tanichu. Tanichu is a nickname of Tadahiro Taniguchi.

小学校のお餅つき大会

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近所の小学校でお餅つき大会でした。
町内会のみなさんがボランティアで役目を担って、皆さんにお餅が振る舞われます。参加者はブラ〜っときて、列に並ぶと、好きなだけ餅を頂けるようです。
焼き餅、おすまし、きな粉もち、ぜんざい とありますが、時間帯によって並ぶ人の列の長さが変わるのが面白いところ。

 

需給の様子が列の長さにあらわれますねぇ。
ついつい列の長さをコスト関数で捉えて、合理的意思決定主体が自分の好みに合わせながら列に並ぶ場合の均衡とか考えちゃいます。
 
近所のこういう行事に参加すると「市場経済」の外側を感じつつ、地域コミュニティの課題や、国全体としての社会のあり方に思いを馳せてしまいますね。
 
こういう活動が好きな人も、ナンセンスだと言う人もいます。いずれにせよ、市場経済だけでは公共財がきちんと提供されるわけではないですし、また、中央政府が現場での情報を十分に取れるわけでもないので、地域コミュ二ティ的な存在が財の供給という意味でも補完的に意味を持つのだと思います。
 
また、日頃顔を合わせない近所の人がこういう場所で挨拶したりして「いつもお世話になっています」「この人がOOOOさんやで」みたいな時間を持つのは、また、独特の意味を持つのかなぁと思いますね。それも「財・サービス」だ、と言われると、そう解釈もできるかもしれませんが。
 
しかし、一方で、ボランティア(自主性に任せる)参加と言いながら、どうしても手伝う人の動員は町内会での輪番等で強制性を持つのは、難しいところ。
各エージェントはコミュニティ活動の一方で、仕事などを介して時間を切り売りする市場経済の中の労働者という側面も持っているわけで、これらを齟齬なく共存させるようなモデルがうまく見つからないなぁ、と日々悩んでいたりするわけです。
 
とか、そういうことを考えながらこういう場所にいるから、嫁さんにはポカンとされるわけですね。
 
まぁ、何か貢献せなあかんでしょうし、一臼くらいついてきますわ〜
 
追伸: 結局,中心になっていた消防団の輪に入れず,つきませんでした.^^;