A View of Tanichu (たにちゅーの思惑)

This blog is about personal thoughts and views by Tanichu. Tanichu is a nickname of Tadahiro Taniguchi.

ミュンヘン自転車街角事情(4) 自転車走行空間

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はーい.歩行者と自転車は別の路ですよ-

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すんません,イレギュラーに工事中なんで,ここだけ自転車と歩行者おんなじ空間はしってください!

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はい,でもここからは自転車専用道ですよー.

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自転車向けの目的地までの距離をしめす標識.

自転車が一個の交通手段としてしっかり認識され,歩行者やクルマとの区別がきっちりなされている事がよくわかる.

自転車走行空間のイメージということで颯爽と走っていくミュンヘン市民の姿を・・・

おばさんだって荷物もって軽快に走るよ↓

この風景は実はもう一つ重要な事を示している.

走行空間を確保するときにそれをママチャリの低速にするか,クロスバイクなどの高速にあわせるかという議論があった.

最後のシーンで,速いバイクライダーがおばさんのよこをスッとぬける.

それなりの空間を用意すれば,勝手に譲り合いや追い越しの判断がなされて,問題なくものごとが進む事がわかるだろう.

このおばさんは50才超えていると思うけど〜,

まあ,とはいえ,それでも歩行者空間を走るやつもおるのである.↓

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でも,京都の歩行者vs自転車事情にくらべると,しっかり歩輪分離されて

きもちいい関係がうまれているのがわかるよね.

さて,ミュンヘン編はこれで最終回ですが,

大きいポイントは,

・路上駐輪は自転車のスタンドと関係ないこと. (むしろスタンドがあるために,駐輪者の判断で整然と並べられる京都の方が好感が持てる.)

ミュンヘンより京都の方が自転車交通が活発なこと.

・歩輪分離はミュンヘンではしっかりなされていること,

・中心市街地から自動車を閉め出しても,物流には配慮して柔軟な運用が可能そうであること.

あたりでしょうか?

正直,歩輪分離さえ実行できれば,京都はそんなに自転車マナーの悪い街ではないと思います.

次回からはパリ編です!